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ロボサムライ駆ける■第58回
JUGEMテーマ:連載
ロボサムライ駆ける■第58回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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■第七章 血闘場(5-2)

「リキュール、何をしておるのじゃ」
怒りの声が女に飛んでいる。

リヒテンシュタイン博士は、自分の実験室で資料をまさぐっている我が娘を発見していた。
リヒテンシュタイン研究所は、博士がロボットでありながら、新しいタイプのロボットを研究していることで、世界でも有名であった。

「ま、まさか、お前、私の発見をロセンデールに…」
少し考えていたリヒテンシュタイン博士だが言う。
「わかったぞ、今までロセンデールに情報を流しておったのは、お前だったのか。我が娘だとは気付かなかった」
「今頃、気が付いたのですか、お父様。まあ頭の古いタイプのロボットのお父様としては仕方がないですわね」
「何を言う…」
階下での二人の大声の、ののしりあいを聞き付けて、登場するのはリキュールと双子ロボットであるマリアであった。
「いったい何があったの」
研究室で睨み合っている二人のロボットに気付く。
「お父様。まあ、リキュールお姉様もどういうことなの」
「マリア、このお前の姉は裏切り者なんじゃ。ロセンデールに秘密を漏らしておったのじゃ」 博士は怒りにまかせて、リキュールを非難する。
「どうして、お姉様」
マリアはリキュールに目を向けた。
「どうしてですかって、マリア、お前はあの主水とかいう東洋のロボットにううつを抜かしてしまって目が見えなくなってしまったのですか。今の世界をご覧なさい。早く世界を統一しなきゃあ、大変なことになってしまうのですよ」
妹のマリアの方を向いてリキュールは毒ついた。
「それとロセンデールに秘密をしゃべることは関係があるのですか」
「この娘はロセンデールにたぶらかされおって。よし、今からロセンデールの家に行こう、お前は留守番だ、マリア」
「でも、私もいったほうが…」
「いい」
それが、マリアが生きている二人を見た最後だった。二人は邸から出て行く。悲劇はこの後おこった。

二人の遺体がロセンデール家から送り返されてきた。
『当家に侵入しょうとして殺された』との添え書きつきで。

ロセンデールが、リキュールとリヒテンシュタイン博士を殺したのか。それははっきりとはわからない。

マリアは博士とリキュールの遺体を前に復讐を誓う。

「お姉様。いい、あなたの記憶を私の電子頭脳の一部に移植するわ。だから、私は今日からマリア=リキュール=リヒテンシュタインとなるわ。ロセンデール卿、覚えてらっしゃい。きっと父の恨み晴らして見せるわ」

「マリアどうした。なぜそんなに嘆き悲しんでいるんだ」
主水がリヒテンシュタイン博士の屋敷を訪れていた。
「主水…、もっと早くきてくれれば……」
主水の胸元で泣き崩れるマリアでった。
「お父様とお姉様が…、ロセンデールに滅ぼされたの」
「が、リキュール殿はロセンデール卿の…」

「そう、姉はロセンデールの愛人ロボットだった。でもこの状態よ」
「ルドルフ殿下に訴えれば…」
「だめよ。証拠がない。それに、ロセンデールはルドルフ殿下のお気に入りだもの」

「おのれ、ロセンデールめ、この恨みはらさいでか」

「復讐は、ロセンデールが他の国にいるときでないと…」

が、主水とマリアは、とうとうロセンデールの屋敷まできてしまっていた。ロセンデールの館は中世の城を模して作られている。回りに堀が巡らされている。
「ロセンデール、姿を見せろ」

主水は長い間叫んでいた。やがて、ロセンデールが城壁の上から姿を見せた。
「おや、これはこれは私の愛しいザムザを滅ぼした黄色いロボットではありませんか。それに黄色いロボットにくっついた裏切り者では…」

ロセンデールの嘲りの言葉に、急にマリアが珍しく、癇癪を爆発させていた。
「ロセンデール、降りてらっしゃい。父と姉の敵…」

「おやおや、麗人マリア、どうかしたのですか。そんな怒りは体によくありませんよ。私があなたの博士と姉を殺したですと…。間違ってもらっては困ります。二人は、私のこの屋敷に不法侵入しようとしたのです。それ故、自動装置が働き、二人を焼き殺してしまったのです。事故ですよ。事故」

「ロセンデール、覚えていなさい。この敵、必ず打って見せます」
「おやおや、マリア。恐ろしい表情ですね。あなたの姉リキュールはいくら怒ったって、このようなお顔は見せませんでしたよ」

「止めなさい。私の姉を嘲るのは」
「主水よろしいですか。愛しい者を失ったものの痛みがわかったでしょう」

ロセンデールの青い目に冷たい光が宿っていた。騒ぎを聞き付けてルドルフの親衛隊が駆けつけ、とりあえず収まったのであるが。ロセンデールは次々と刺客を二人の身を襲わせた。それ故、二人は神聖ゲルマン帝国より逃れたのである。

(続く)
■ロボサムライ駆ける■第七章 血闘場(5)
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author:山田企画事務所, category:SFフアンタジー「ロボサムライ駆ける」, 17:20
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ロボサムライ駆ける■第23回■


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■第3章(10)
 新京都ホテルのレイモンの部屋をノックするものがある。

 レイモンは何とか夜叉丸に助けられ、ホテルまでたどり着いていた。
主水の行方は連絡が入っていなかった。

「レイモン閣下でございますか」
 裃を着た見知らぬロボットが、レイモンの部屋の前に立っていた。

「どちら様かな」
 夜叉丸が尋ねた。

「我々は西日本都市連合の使い番でござる。レイモン閣下の今昼の会議での発言は波紋を呼び起こし、レイモン閣下を狙う者多しと聞き及びます。どうぞ速やかに、我々の保護下にお付きくださいませ」

「西日本都市連合の使い番じゃとすると、水野殿よりの使いか」
 レイモンが尋ねた。
「さようでございます」
「どうするかのう、夜叉丸」
 レイモンは背後に控える夜叉丸に尋ねた。

「せっかくのお召しでございます。お断りになられては角が立ちましょう」
 夜叉丸は少し考えて答えた。

「そういうことじゃな。それではその方々とまいろうか。のう、夜叉丸」
 が、使い番ロボットは異をとなえた。

「お待ちください。その夜叉丸殿の保護、我々は聞いておりませぬ」
 その物言いにレイモンは、顔を曇らせる。不快なのだ。

「それは困った。この夜叉丸は俺の体の一部でのう。手や足と一緒なのじゃ。切り離されては俺が動けのうなる」

 使い番ロボットはしばらく考えていたが、

「わかりました。夜叉丸殿のこと、我々は聞いてはおりませぬが、とりあえず一緒にお越しくださいませ」

 レイモンと夜叉丸は、政庁のまわした、かご型小型バンに乗り込んだ。

「閣下、いよいよ我々の思いどおりに」
 夜叉丸が言う。
「そうじゃ、そのように進んでおる」

 レイモンは薬タンクからのコードをジャリといわせた。

 バンがたどり着いたところは、政庁である。会議室に入る。
「お待ち申しておりましたぞ、レイモン閣下」
 水野が議長席に座っている。
「こちらも待ち兼ねたぞ、水野殿。早く我々にいつ心柱を見せて欲しいのう」
 
レイモンはにやりと笑いながら落ち着いていった。が、その言葉はの先制攻撃はかなり効いたらしい。
「……」
 絶句する水野。

「わからぬと思うたか。どうせ今おまえたち西日本の霊能師が困っておるのは、化野(あだしの)の存在であろう。そのようなこととっくにお見通しだわ」
 レイモンは続けた。

 突然、背後から新たに声が飛んできた。
「それでは、いよいよ、私たちを助けていただけますか。かっての打ち合わせのとおり」

 見目美しい男が、パーテーションの背後から現れて言う。ロセンデールだった。
「これはロセンデール卿か、おひさしゅうござる」
 レイモンが頭をたれた。
水野は、目を白黒させている。

続く090901改訂
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ロボサムライ駆ける■第22回

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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「何、東日本のロボットが、人間の議場にいるじゃと」

ロボザムライを目がけて、いろいろなものが飛び交う。まるでレスリング会場だ。主水は思わず左腰に手を当てる。が、刀はそこにない。
「むっ、しまった」
(しまったのは、西日本の役人だが…)

むろん、主水はムラマサを抜くわけにはいかない。西日本に入るとき、関が原で刀は預けさせられている。

主水としては、立ち塞がる暴徒たちを当て身で倒していかねばならない。
但し、人間に傷を負わせるとこの西日本エリアでは重罪となる。
すばやくなぐりたおした人間が山となっている。レイモンのところへようやくたどりつく。

数十人の人間に囲まれているレイモンは、まるで団子だ。主水は一人一人をレイモンからはぎとっていく。ようやくレイモンの顔が見えた。

「レイモン閣下、ともかくこの場をお離れください」
「おお、夜叉丸に主水か、助けにきてくれたか。どうも私の言葉は人気がないようじゃのう」

レイモンは我と落ち着いている。
「主水、御前を連れて先に逃げてくれ」
「夜叉丸どのは……」
「私は、後ずめじゃ」
「こころえもうした」
「レイモン様、お体を持ち上げますぞ」
「わしの薬品混合タンクを忘れるなよ」
一言付け加えるレイモン。

主水は、レイモンの体を、薬品タンクつきで持ち上げ跳躍した。
「レイモンが逃げるぞ」数人がそれをとめようとする。

「待て、待て。おまえ達の相手は私だ」夜叉丸が名乗りをあげる。
「何物じゃ、お前は……」
「こおいうものじゃ……」
数人の議員があっと言うまに床に倒されていた。

その間に、主水は議席の背もたれの約十センチ幅の部分を、次々と跳びはねて、ようやく議会室外へ逃げ出していた。

いまや、議場は「レイモンを追え」の罵声に満ちている。パニック状態である。
ようやく議場外の回廊に出た。
が、そこに男がいる。まったく唐突にその男は現れていた。
蓬髪に、羽織りのロングコートで顔ははっきりわからぬ。
「レイモン、まて、売国奴め」

男はナイフを手にしている。レイモンにぶち当たってくる。どうしてこの議会に武器が……
「いかん」
主水はナイフの前に自らの身を投げた。

が、その一瞬主水の持病が出た。

その時精神が空白となる。
主水の体は倒れる。
主水の体重は並の重さではない。
人間の三倍はあるのだ。

ナイフを突き出す男の腕ごと、主水の体で圧しつぶしていた。
「ぐわっ」男の腕はボキボキと折れ、気を失う。

「なんと、レイモンの護衛ロボットが人間を傷つけたぞ」
まわりの人々が走り寄る。
警備員がようやく気付き走ってくる。

「何だと」
人々は殺気立っている。
「待て、待ってくれ。この男はレイモン様を殺そうとしたのだ」
再び意識を取り戻した主水は叫んでいる。「うそを申すな。その証拠がどこにある」

口々に人は糾弾する。
「この男がナイフを…」
が、男のつぶれた手には肝心のナイフがない。

「レイモン様、ご助言を」
振り向いた主水。が、レイモンの姿も消えている。
呆然とする主水。

「これは、一体……」
「ロボザムライめ、おとなしく捕縛されよ」
「何をいうのじゃ」
主水は戦う姿勢をみせた。こうなれば戦わざるを得ない。

「こやつは我々人間に刃向かうつもりじゃぞ」
「死二三郎、狼藉者である。出番じゃ」

「ようし、我々も、究極兵器を使うのだ」

議会の護衛が大声でどなる。回廊にジャーンと音が響く。
廊下の床が割れ、そこから何かが急にが起き上がってきた。それは何と刀を持つ侍ロボットであった。

ドラキュラかおまえはと思う主水。侍ロボットは、かっと眼を開く。

「おおう、久しぶりで、わしの出番か。ありがたし」
声はかすれている。あまり、出番などないのであろう。

そのロボットは、ブルーの着物をきて、髪は、後ろは束ね、前は垂らしている。曇った虚無的な眼差しをしている。体の大きさは、主水と同等である。主水の方をゆーるりと見る。

「貴公か。人間の命令を聞かぬロボットなど、生きながらえる意味なし、死にそうらえ」
冷たい声音であった。

恐るべき雰囲気がそのロボットから発されている。

死二三郎は刀を構えるが、あることに気付く。
「うむ、貴公、東日本のロボザムライか」
「そうだといえばどうする」
ニヤリと笑う死二三郎。

「ふふう、相手にとって不足なし。お相手されよ」
主水に武器がないことに気付く。

「剣には剣でじゃ。剣を取られよ」
そのロボットは、自分がはい出てきた床の下の収蔵庫から剣を取り出し、主水にその剣を投げる。
「かたじけない」

主水は、剣を受け取ろうとした。主水に隙が生じている。
そう言った瞬間、相手は動く。
「ぐっ」
ごとりと何かがころがった。思わず、主水は右手で切り口を触る。
「ひきょうなり」

主水の左腕が見事に切り離されていた。
習練の早業である。
痛みの感覚が後から、主水を襲ってきた。

「ひきょうという言葉は俺にはない。勝負がすべてじゃ。次なる剣は貴公の首か、あるいは右腕か、どちらか決められい。そのように料理してくれよう」

この対峙する死二三郎は主水があったロポザムライの中で、一番の使い手だった。

「まて、死二三郎。そやつには聞きたいことがある。死に至らしめるな」
護衛がまわりから遠く離れて叫んでいる。誰も危険なところには近づきたくないのである。

死二三郎は、主水に視線を置きながら、護衛たちの方へ怒鳴っている。
「お言葉でございますが、ロボザムライにはロボザムライの義というものがござる。ここは義に免じていただきたい。剣の敵に助けられたとあっては、武士としての面目が潰れ申す。我が手で、このロボザムライ死に際をきれいにいたし申す」

「ならぬ、死二三郎。命令である。このロボザムライを助けよ、さがれ」
護衛は呼ばわった。

「死二三郎殿とやら、拙者も生き恥をさらしとうはない。どうか一刀のもとに貴殿の手で」

と主水はつぶやきながら、チャンスを見ている。
こやつには狂人の論理で立ち向かわねば。こやつは剣のことしか考えておらぬロボットだ。

「お覚悟されよ、そういえばお名前を聞いておらなんだな。何と申されるのだ」
「拙者、早乙女主水。徳川家直参旗本ロボット」
「おお、貴殿が噂に高い主水殿か。相手にとって不足はない。さらにお覚悟召されよ」
「死二三郎、待て」

護衛全員が叫ぶ。

切りかかろうとする死二三郎。

その一瞬、天井から電磁網が死二三郎の体を襲う。
電磁網は魚をとらえる投網のようなものである。
魚のかわりに、ロボットだ。

死二三郎は黒焦げになって倒れる。

議会護衛がいいことを聞かぬ死二三郎を処分したのだ。
「こやつは狂犬か」
護衛の一人が倒れている死二三郎の体を蹴る。
「いいや、狂犬より始末に悪い」
「だから申したであろう。気違いに刃物。ロボットに刃物と」

護衛同志の会話である。左腕を失った主水は、まだ戦う姿勢を見せていた。
「ええい、このロボットもからめとれい」

電磁網が天井から降りてくる。
電撃が主水の体を走る。
「いかん、わしも魚か」
主水の意識がフェイドアウトした。
(続く)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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author:山田企画事務所, category:SFフアンタジー「ロボサムライ駆ける」, 18:52
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ロボサムライ駆ける■第20回★

ロボサムライ駆ける■第20回★
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■第3章(8)

 主水たちは宿泊所である新京都ホテルへ入った。

 この新京都ホテルは、鯱をかたちどった五十階建ての建物になっている。
 
レイモンの許可を得て、主水は京都市内へ出た。
使い番ロボとして知恵を連れている。

主水の誕生登録場所は、京都なのであった。

 レイモンについてきた主水の目的の一つが、自分の生みの親、足毛布博士に会うことであった。
誰も気づいていないのだが、時折主水は病気が出ることがある。この治療について、ぜひとも相談する必要があるのだ。

 突然、意識が空白になるのだ。

足毛布博士なら、この理由を知っているだろう。

 この主水の病気は、マリアもびゅんびゅんの鉄も、きずいてはいない。

 急に訪問して、博士にどのように挨拶してよいものやら、主水は迷っていた。

 実はすでに十分以上も、広大な足毛布博士宅前にたたずんでいるのだ。

「こんちわー」でもなく、
「いやーどうもおひさしぶりですー」てなわけにもいかず。

そう軽く言う訳にはいかない。

 ともかく、足毛布博士が、主水を裏切り者と思っていることはまちがいないのだ。

足毛布博士の保護から逃げたことは事実だ。

 主水自体のメインボディは、実はアメリカNASA製である。

対惑星探査用ヒューマノイドであった。

 NASA特別ロボイド工学研究所で制作中、足毛布博士が主水をつれて逃げたのだ。

ちょうどそのおり、あの霊戦争が始まって、地球上のすべての観念が少しばかりシフトした。

 足毛布博士は、NASAのロボットに日本精神を吹き込んでいた。それゆえ、サムライロボットとして。主水が再生され、誕生したわけである。

 徳川公国、旗本ロボットに迎え入れられたのにも一悶着があった。

 現在でも、足毛布博士は、主水を自分の手にとりもどそうとしている。
 
主水としては、今、自分の身に起こっている体の不調の調整がどうしても必要であった。

それも誰にも知られないうちに。どうしても足毛布博士に会う必要がある。

意識を高揚するいわゆる強化剤が、あるはずなのだ。

ついに、意を決して門の呼鈴を押した。

 門にあるポールのモニターがついた。
『どちらさまで』
 コンピュターグラフックスでかかれたキャラクター顔がロボボイスで答える。

「足毛布博士にお取り次ぎいただきたい。拙者は、早乙女主水と申す者でござる。そういっていただければわかるもうす」

『足毛布博士はご在宅ではありません』

CG顔は愛想なくそう答える。
もっともCG顔に愛想を求めても無理な話だ。

 おかしい。
 主水の第六感がそう告げている。

 生物体の反応がないことに主水は気付く。

加えて、恐るべき悪気が屋敷に残っている。
この悪気は、何だろう。主水と知恵は、屋敷内へ忍び込むことにした。
「いくぞ、知恵」
「がってんだ−い」

 二人は裏手の壁からジャンプした。瞬時、二人の体を電光が包んだ。泥棒避けの機構が作動したのだ。
「あいたっ−たー」知恵が叫ぶ。
「あいたいのは、わしじゃ、知恵」
「違う、違う。か…、体が…あいてて」
「そうじゃ、わしはててごにあいたい」
「痛い、痛い……。そのシャレに腹もいたい」

 何とか着地する。が一難去って……

 突然、声がする。ロボットドーべルマン犬だった。

 主水は、飛び込んで来る犬をつかまえる。そして犬のある所を強く押した。瞬時、倒れるドーベルマン。

 犬の首にある生命点を圧し、眠らしたのだった。

 邸内に入った。
 博士の研究屋は荒らされていない。
が、何かの想念が残っている。

どうやら、足毛布博士は、いずこかにつれさられたらしい。

ロセンデールだろうか。

が、なぜだ。主水は何かの手掛かりをさがそうとする。
「主水のおじさん、何かが落ちてる」
「拾い物はお前もだ」
「何を言ってるの」

 知恵が拾ったものを手に取ってみる。

「これは一体、何なの」

 知恵が尋ねる。それは六角形のペンタグラムだった。
「これはユダヤ教の印だが」
 主水は首をひねる。

「足毛布博士って、ユダヤ教徒だったの」
 知恵が、主水にも思いがけない質問をした。

「いや、そんなことはないはずだ。博士は、由緒正しき仏教徒だったはずだ。なみあむだぶつ」
 といいながら、片手拝み。

が、はたしてという恐れが主水の心の中に芽生えている。

 今一番の主水の恐れは、足毛布博士がいないことだ。

博士がいなけければ、意識をはつきりさせる強化剤の調合法がわからないのだ。家に来た意味がない。

 一体どうすればいいのだ。主水は悩んだ。
「この人は誰」
 机の上に飾られていた立体写真を知恵は持って来ていた。

「お前、泥棒なれしておるのう」
「そんなにほめられたら、てれちょうよー」 知恵は頭をかいた。

「写真の人は、主水のおじさんじゃないの。そっくりじゃない」
 
が、主水のはずはない。違っている。服装が霊戦争以前のものだ。その男は、主水と同じ顔をしているが、ロボットではなく、正真証明の人間だった。
 主水には写真を撮られた記憶はない。

 もし、この男が死人でいないとするならば、足毛布博士の法則に触れる。

 足毛布博士の法則『現在生存している人間の顔をコピーしてはいけない』

 写真をよくみる。主水の生まれる前の日付が写真に焼きこまれている。が、その写真を主水は見た記憶がないのだ。

足毛布博士には、主水と同じ顔をした息子がいたことになる。が、そんな話は聞いていなかった。

 早乙女主水の顔は、息子に似せて作られたのだろうか。はたして博士に息子が……。考え込む主水であった。

 ロボットの顔は、作り手の好みによって作られているのだ。ある者は自分の昔そっくりに。ある者は死んだ恋人に。

 二人は行方をしる手掛かりなく、博士の邸を去った。
(続く)
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ロボサムライ駆ける■第8回■


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ロボサムライ駆ける■第二章 新東京(2)

(1)承前
「あれ、御膳、そんなこといって、あとでマリアねえ
さんが怒ったってしりあせんぜ」
主水は鉄の言葉を無視してしゃべる。

「これからの道行きだともうしたな。私がどこかへで
かけるというのか。また、そのことなぜ、知っている

「これはしもうたわ。貴様、まだ、聞いてはおらなん
だか」
 サイ魚法師は、顔をくしゃっとした表情にして、自
分の頭をつるりとなでた。

 さては…、主水は思いつくことがあった。
「さては、法師、ロセンデールに雇われたか。貴様日本人であ
りながら、外国人に魂を売ったか」
 どうやら、当たりらしい。サイ魚法師が答える。

「ふふん、主水、何をアナクロニズムな言葉を吐くん
だ、お主はいまごろ国籍にとらわれることなどあるま
い。だいたい、ロボットに魂などないわ。お前はロボ
ットだ。どうあがいたところで、日本人になることな
どできまい。お前自身が日本人というよりも、徳川公
国の使い番だからな。主水、そろそろとどめをさして
あげようぞ」
 
 サイ魚法師が、潜水艦のブリッジから身を乗り出し
て怒鳴っていた。
「鉄、マリアをたのむ」
「御膳、どこへ」
「ちょっと一仕事だ」
 軽く言う。
「主水様、大丈夫ですか」
「マリア、心配無用」

 主水は、愛剣ムラマサを上段に構える。
 その瞬間、再びサイボーグ魚が、主水めがけて、水
面から発進した。そのとき、主水は上空へ跳躍する。
 わずか数センチしたの足元を、サイ魚の大群が飛び
過ぎる。

 そのサイ魚の群れを、板を踏むのように足で踏み付
け、飛び石のように潜水艦になだれ込む主水だった。
 人間の目にとまらない技。さすが徳川公直属旗本ロ
ボザムライである。ブリッジに主水はいた。刀を構え
る。
「サイ魚法師、かくご」
 驚くサイ魚法師。
「まて、主水」
 サイ魚法師はもう逃げ場がない。

 名刀ムラマサが潜水艦「越月(えっきょう)」の艦
橋を切り抜く。音立てて、船橋の右肩が少しずつ倒れ
ていく。その切片がずぶずぶと海中に沈む。

「うわっ、やめんか、主水」
 サイ魚法師は、船橋内部の階段を転がり降りる。
「おしい」
 にやりと笑う主水。まだだいぶ余裕がある。
 ムラマサは、すでに艦橋上四分の一を切り離してい
た。
「さすが、殿から拝諒いたした刀ムラマサ。すごい切
れ味じゃ」
 逃げ出そうとする潜水艦。
「逃げるな、法師」
 
続いて艦橋から外側に飛び降りながら、船体横に着
地するまで、主水はムラマサを数百回横に払い続ける。
 次々、艦橋金属部分がササラカマボコのように切り
離されていく。

「やめろ、主水」法師は泣き声をあげる。
「降参する。後生だ、やめてくれ」

「ならぬ、攻撃を仕掛けたのはお前だろう。この潜水
艦、切り刻み、東京湾のサイ魚のエサにしてくれるわ

「みな逃げろ。主水め。やりよった。一人でこの潜水
艦を切り刻むつもりだ」
 サイ魚法師が、潜水艦の乗員に警告を与えていた。

まさにクモの子を散らすようにハッチから乗組員が飛
び出して来る。

 遠く川船の上で、主水の様子を見ているマリアと鉄
がしゃべっていた。
「大丈夫ですかね」

「どちらが、主水、それともサイ魚法師さん?」

「ねえさんも人が悪いや。サイ魚法師に決まっている
じゃありませんか。御膳も刀を使い始めると見境が
ないからなあ。キジルシだからなあ」
 腕組みをして観戦している鉄が言う。

「ふふん、あたしもそう思います。サイ魚法師も時期
を選ばなきゃいけませんよね」
「じゃなにですかい。御膳は今…」
「そうです。あの方は、いま気分が一番悪い時期なの
です」

 ロボットにもバイオリニズムがあるのである。

 サイ魚法師と逃げ出した潜水艦の乗組員は、ゴムボ
ートをサイ魚の大群に引かせて逃げて行く。
「あーあ、やっとあいつら、逃げよった。」

 主水は 泳ぎ、帰って来る。
「それで、鉄、どんな用だ」
 一仕事を終えた主水が、舟に戻ってきて尋ねる。

「そうだ、いけねえ、お上(かみ)がお呼びですぜ」
 急に鉄は思い出した。
「何、殿がお呼びだと、早くそれをいわんか」
 今度はも主水が大慌てである。

何しろ、主君、徳川公のお呼びなのである。


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ロボサムライ駆ける■第7回■

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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思い出にふける二人のもとへ騒音が駆け込んできた。
川舟に埠頭から、クレーンが懸かる。

「御膳(ごぜん)、御膳」
クレーンの上をかける音が、本人よりさきにきた。

おまけに履いていた鉄ゲタが先に飛んで来た。主水の
頭にコチンと命中する。

「こらっ、鉄」
鉄ゲタを避けられなかった主水は自分にも怒ってい
る。

「あらっ、これりゃあ、すみません。ごぜん、そんな
にのんびり釣りをしている時じゃありませんぜ」

いなせな江戸時代の町人姿のその男は、人工汗を吹
き出していた。特殊手ぬぐいで汗を拭く。そして、絞
り上げた。船の床は水浸しだ。

「鉄、まあ、落ち着け。魚が逃げる」

「これが落ち着いていられますかってんだー。ラブ・
ミー・テンダー」

と大慌てである。

「何事なのだ、鉄」

たたずまいを整えて、もんどは尋ねた。

「それがね、ごぜん、えっー…と…。あれ、いけねえ
、慌て過ぎて忘れちまった。ちょっと、まっておくん
なせえよ」

この男、びゅんびゅんの鉄。性格を一言でいうと、
慌て者である。主水(もんど)のために働いている。いわゆる情
報収集者だ。考え込む鉄の眼に先刻から垂れている主
水の釣り糸が眼に入る。

「それより、ごぜん、引いてますぜ」

「何だと、それを早くいわんか」

ところがこの魚がくせ者である。

主水の竿をぐっとひっぱる。かなりの力だ。普通の
魚ではない。大物である。慌てて主水、


「おい、マリア、鉄、わしの体をもってくれ。水にひっ
ぱりこまれそうだ」

「魚を放しなさいませ。そのほうが簡単じゃございま
せん」

「そうでさあ、ごぜん、そのほうが早いや」

「な、何を言う。この竿は徳川公からいただいた由緒ある竿…

と言ってる間に竿から勢いがすっと抜ける。

今度は魚の方が飛び上がってくる。口を切っ先のようにと
がらせて、主水の体を狙ってきた。といってもキスを
求めているのではない。かみ砕こうというのだ。

「あぶない。ノーキッス」

体を伏せる主水。その上を魚が飛び去る。

「えーっ、ありゃ、あの魚はきすじゃありませんぜ。でもごぜん
もすきがないなあ」

その状態でも、ダシャレを忘れない鉄である。

魚はまるでロケットだ。船を飛び出して再び水の中へ。
「あの魚、ひょっとして」

主水が疑いの眼差しでいう。

「何だってんですかい」
キョトンとして鉄。

「サイボーグ魚」マリアがつぶやいた。

サイボーグ魚は、霊戦争後、出現した新しいタイプ
のロボット魚類だ。非常に頭がよく、攻撃性も抜群で
ある。各国とも攻撃兵器として開発しているのだ。

「そうだ、すると…、いかん。危ない」

主水は両肩で二人を床へねじ伏せた。水が白いしぶ
きを上げる。一瞬の後、船の両舷から一斉に魚の大群
が飛び上がり、船を襲った。

スタスタスタと音を立てて、魚が何匹か体に突き刺さる。
残りは交差し、海中へ。二三匹、鉄の目の前に刺さる。

「うわっ」
鉄は叫ぶ。

「大丈夫か、鉄」

「ちょっとかすったくらいでさあ。おめいら、交通信号
をまもらんかい」

急に強気になった鉄が言う。

「マリア、ムラマサを取ってくれ」

主水の愛剣ムラマサがすらりと引きぬかれる。太陽
をうけて、りゅうと光る。

「よし、次の攻撃だな」
ムラマサを抜き放ち、構える。

再び、魚が、今度は、船の前後から襲い掛かってき
た。

瞬間、主水の刀が走った。人間の眼にもとまらない
。サイボーグ魚のなますが船のうえに山積みとなる。

主水の動きと魚の流れが交差し、すさまじい光と音と
があたりを覆った。

「さすがは、ごぜんだぜ」

サイボーグ魚のなますをつつきながら鉄は言う。

「鉄、これをあてにして、一献、ロボット酒でも」

「主水、おいしそうなお話しですけれど、前をご覧に
なった方が」

続いて、巨大な水泡が目の前に近づいてきている。

「ひょっとして…」

主水の人工皮膚の顔色が変わっていた。

「何か、心当たりでもあるんですか」

「このような水泡に帰す企てをくわだてる者、これは
……」
目玉が飛び出しそうである。

その時、海面から十メートルはある、その巨大な
魚が浮かび上がる。それを見てのけ反る主水。
「うおっ」

「ごぜん、あっしはぎょっとしたねえ」
小ぶりなシャレで応酬する二人。

そいつは魚に見えたが、背鰭のところが開く。中か
ら、坊主頭で紺の作務着を着た三十がらみの男が出て
来て、腕組みをする。

「さすがは主水、サイ魚を切り刻んだか」
男は無念そうに船上の主水を睨む。

サイボーグ魚。略してサイ魚である。
「サイ魚法師、久しぶりだなあ。お前が絡んでいるの
か」
主水がキッと男を睨んでいた。

「ふふん、主水、ほんの挨拶がわりだ」
サイ魚法師は、頭をずるっと撫でて、主水を見返し
た。

「挨拶ありがたくちょうだいいたす。が、法師、それ
だけであらわれてきたのではあるまい」

主水、ムラマサは構えたままだ。

「そうだ。これからの道行で、いずれ雌雄を決しなけ
ればならんからな。また、そこなお内儀にも挨拶がて
らだ。外国ロボットとはいえ、なかなか見目麗しい女
性ではないか」

サイ魚法師は、こころなしか、うらやましそうな顔
をした。

「あら、どうもありがとうございます、サイ魚法師さ
んとやら」

マリアがやんわり受け流した。

「このやろう、おべんちゃらをいいやがって。俺もい
いいたいじゃないか」

鉄は着物の袖をまくりあげていた。どうやら興奮し
ている。

「あら、鉄さん、その言葉はどういう意味ですか」

「いや、姉さん、そう悪くとっちゃいけあせんぜ。た
んなるお世辞だい」

鉄はマリアに睨まれ、真っ赤な顔をした。

「お世辞はよしてくれ、法師」

「あら、あなたなにをおっしゃるの。せっかく、サイ
魚法師さんが、あたくしを誉めてくれたんじゃありま
せんか」

「だまっておれ、これは男どうしの話しあいだ」
ムッとする主水。

続く
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 ●山田企画事務所動画yamadakikaku2009
author:山田企画事務所, category:SFフアンタジー「ロボサムライ駆ける」, 12:28
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イベントJAPAN 2009 開催! 5 月 12 日( 火)〜 13 日(水)入場料無料 (招待制)
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◆名称 イベントJAPAN2009
◆会場 パシフィコ横浜 展示ホールB(神奈川県・横
浜市) 

◆入場者数 7000名(見込み)
◆入場料 無料 (招待制)
 
◆会期 2009年5月12日(火)〜13日(水)
◆開催時間 5月12日(火)10:00〜18:00 
5月13日(水)10:00〜17:00
(5月12日(火)は18:40より交流パーティーを予定)

時代を切りひらく新たなイベントテクノロジーの情報が
満載の本展.
本年度最大級ともいえる「横浜開港150周年」記念の
ビッグイベント
が開かれる横浜で、先進のイベントテクノロジーをご体
験願いたく、
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

◆主催 イベントJAPAN2009実行委員会
[構成団体](社)日本イベント産業振興協会/一般社団法
人日本イベントプロデュース協会
日本イベント業務管理者協会/イベント学会/日本イベ
ントネットワーク協会
(株)インタークロス・コミュニケーションズ

◆後援 経済産業省/横浜市開港150周年・創造都市事業
本部
(財)横浜市開港150周年協会/神奈川新聞社

◆協力 パシフィコ横浜
◆運営事務局 (株)インタークロス・コミュニケーショ
ンズ

JEDISが日本で唯一のイベント業務管理者という資格を持
つ有志が集う全国組織で
あることをメインに告知、日本イベント業務管理者協会http://www.jedis.org/
の理事として山田http://www.yamada-kikaku.com/も現場
におります。


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山田企画事務所/山田博一
■FAX020-4665-6859●携帯FAX020-4662-8766●yamada@yamada-kikaku.com
○530-0055 大阪市北区野崎町1-22日宝扇町ビル305
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日本イベント業務管理者協会理事NPOアクト情報交流理事
日本漫画家協会会員/日本アニメーション協会会員-----
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講演会のお知らせ『これがフォリマージュのアニメーションだ!』
講演会のお知らせ
『これがフォリマージュのアニメーションだ!』
フランスのアニメーションスタジオ、フォリマージュ(http://www.folimage.fr)から3人のアーティストをむかえて講演会を開催いたします。作品の上映を交えながら、彼らの作家活動について、また、フォリマージュが行っているフランス内外のインディペンデント・アーティストのサポート活動について、普段、あまり日本では知られていないフランスのアニメーション事情を紹介いたします。フランス語による講演にな
りますが、日本語の通訳がつきます。 
講演者
Pascal Le N?tre((パスカル・ルノートル:フォリマージュアニメーションスタジオ創
立者、監督)
Alain Gagnol(アラン・ガニョル:アニメーション監督)
Jean-Loup Felicioli(ジャン=ルプ・フェリシオリ:アニメーション監督)

2008年12月20日(土)13:00会場、13:20開演(16:30終了予定)[入場無料、ご予約などの
必要もございません。]
東京工芸大学中野キャンパス  サンワードホール
地下鉄/東京メトロ丸ノ内線・都営地下鉄大江戸線‐中野坂上駅下車 徒歩約7分
1番出口より山手通りを初台・大橋方向に進み、成願寺を右折
http://www.t-kougei.ac.jp/guide/campus/access/#nakano
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7 月 20 日。また青春 18 切符のシーズンがやってきました。

7月20日。また青春18切符のシーズンがやってきました。
[ 山田企画事務所のお知らせ ]
7月20日。また青春18切符のシーズンがやってきました。
本日は、蟹江へ。

山田は兵庫県伊丹在住ですが、最近は名古屋方面が多い
です。
ここは、米原ー大垣間がまだきっちりしていませんな。

いつも大垣駅の階段は満員!
ただ大垣駅の反対側にショッピングモールができて
食事とかは、だいぶ楽になりました。駅もショッピング
モールになってますし。米原がしんどいな。工事中で。
導線がめんどくさい状態ですしね。平和堂も早くしまる
し。

名古屋方面ですが、駅前に店はありませんなあ。
金山をすぎて豊橋まで駅前商店街というものが
存在しませんね。これはJR線だけかもしれませんが。
それに車がおおいですね。
つまり、道路沿いにショッピングエリアが
できていて、線路のそばにはないのでしょうね。

情報が間違っていたらごめんなさい。







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ガーディアンルポ01「最終列車」■第12回
ガーディアンルポ01「最終列車」■第12回
(1979年作品)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yama-kikaku.com/
http://ameblo.jp/yamadabook/
ガーディアンルポ01「最終列車」■第12回

サイトウは、彼が落胆のゆえに気が狂ったのではないかと危む。
「どうしたんだ、イヌイ」
「ははっ、すまない。サイトウ。私はついに遣り遂げたんだよ、この作戦をね」
「この作戦?」
「そう、おとり作戦をね」 ’
「それじゃ、あのJは」
「偽物だ。これは地球連邦上層部の一部のものしか知らない。Jは別ルートで地球を説出した」
イヌイは笑い続ける。人々は驚きつつも、ほっとした様子だ。
「別のルートだって」
イヌイは少し考えて、小声で言った。

「ああ、君ならしゃべってもいいだろう。ロワタウエル宇宙港から小型輸送船イーグル号
で々。大周遊コースをとってオメガヘ向かっているはずだ」

 サイトウもイヌイの笑いにつられて、笑い始めた。いや、そう見えるだろう。しかしサ
イトウが笑っているのには、別の意味があったからだ。
 あのJが偽物だと判明し、さらにJの脱出ルートもわかったからだ。
サイトウは頭の中に埋め込まれた特別通信機でひそかに本部へ連絡をとった。
 サイトウが列車内でなぜ、ROW探査機に感応しなかったか。
それはサイトウの体が地球人のもので、その体に、ROWの意識が移植されていたからだ。
「ところで、僕の隣にいたばあさんを知らないかい。姿が見えないようだが」
「あ、あの大東亜戦争のぱあさんかい。騎馬団に襲われた時、槍に突かれて死んだよ」
「そうか」
「知り合いかい」
「いや、私のいい相棒だったんだよ、彼女は」
ただちに乗客をもとの時代に帰すための準備が始められた。

ガーディアンルポ1終わり(ガーディアンルポ2に続くに
■ガーディアンルポ1「最終列車」■第12回
(1979年作品)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yama-kikaku.com/
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