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ガーディアンルポ02「人間樹の星」第1回

ガーディアンルポ02「人間樹の星」第1回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yama-kikaku.com/


■ガーディアンルポ02「人間樹の星」第1回■

■銀河辺境惑星ナーダ77。至世歴100年

 下級ガーディアン、ヘルムはようやく頭をあげ、コンソール・パネルを見た。
眼がかす人でいた。まるで体じゅうを、鉛が満たしているようた。
モニター・スタリーンに惑星ナーダ77の姿が近づいているのがみえる。

ヘルムは意識をはっきりさせるために、強化剤を医療携帯パックから取り出し腕にあてる。
 頭をふる。か々り長い間意識を失っていたような気がする。
コックピット内部を初めて目にするような錯覚さえあるのだ。
 かたわらのクリスを見た。
また彼は意識を回復していない。
ヘルムのテレパシーによる呼びかけにも応じない。外傷はたいしたことがないように見えるが、コンソール・パネルの上にうつぶしている。
 ヘルムは、思わず悪態をついた。
「くそっ、ROW奴らめ」
 ガーディアン内部組織にかなりのROWがまぎれこみ、破壊活動を行産っている。
ガーディアンの活動に重大な影響を与えているのだ。
 地球出発時に仕掛けられた小型爆弾が、ガーディアン、ヘルムとタリスの宇宙船のコンパス・システムを狂わ
せ、困難な旅を彼らに強いた。
 もとはと言えば、地球時代の上級ガーディアンの失態が原因なのた。


 グレイは、ガーディアン区分による地球1時代の重要なファタター。
MEの父の父系統に属する人間である。
その彼がROWの精神的攻撃を受け、地球での生活に嫌悪感を持った。
いや、そう思わされたのだ。彼は秘に地球を脱出した。が時代担当の上級ガーディアンは全くその行動に気がつか痙かった。
そのために、ヘルムとクリスの下級ガーディアン2人が、この銀河辺境の「ナーダ77」まではるばるや.でくる事となった。


 至世歴125年、地球にあの偉大々MEが誕生した。MEは絶滅の縁にあった人類を新たな道、栄光の道へと導いた。

 この新生地球人類の前に立ちふさがったのがROWだった。
彼らは新生人類に戦いを挑み、戦闘は果てしなく統くように思われた。
 ROWは、一つの作戦を発動した。
地球の歴史への挑戦、あるいは干渉である。過去の地球ヘタイム・ジャンプを行ない、MEを生みだした祖先の人々を地球史上から抹殺する作戦
である。さらに関連入物や、その環境唾でにも魔手をのばした。一入の人物の精神的変貌、そしてMEの先祖に対する環境因子の変革はMEの生誕をあやうくするものだった。
 このROWの作戦を察知した人類は、MEの家系を守るため、すなわち自分達、新生人類を守護するため、地球の過去へ瀕った。
 人類の発生より、MEが誕生するまでのMEにつらなる人々をROWの攻撃よりガードするため、あらゆる時代へと自ら志願した戦士を派遣した。
この人類戦士達を「ガーディアン」と呼ぶ。

銀河辺境惑星ナーダ77は一風変わった惑星だ。
地球の中世が、まだこの星に息づいている。星すべてを領主一人が支配している。領主の城が凝っているのだ。
 シュクセイキ以前、20世紀ベルギーの画家マグリットの『ピレネーの城』の絵。波の上空に浮ぶ不思議な岩、その上の城。
 まさにその通りだ。
空間に浮かぶ岩、その岩の内部に城が構築されていた。
この岩はーー小惑星といってもいいだろう−ナーダ77の上空を自由に往来できた。「飛ぶ城フライング・キヤッスル」。それはそう呼ばれていた。
 2人の宇宙船は「ナーダ77」の引力圏へ人った。船の外観は隕石そっくりだ。彼らガーディアンが
飛来したことを領主にかぎつけられ々いように処置してあるのだ。

 激しい衝撃が二人を襲う。船はナーダ77の地面に激突し、大地にのめり込んだ。この船の機能はどうやらROWの爆弾のおかかげて、ずたずたにされているらしい。

 ガーデーアン内部にROWのスパイが多数潜入している事実が本部で周知の事となってすでに久しい。ROWの擬態技術は超一流なのだ。人間そっくりに変化できるのだ。
 ヘルムとタリスの乗った船も工作されていた。もちろん、これからの行動も妨害される可能性がある。
しかし、彼らは、グレイを助け出し、地球に連れもどさねぱならない。

そうし々けれぱ未来にMEが存在し々くなる。
地球史が変わり、ヘルムもクリスも存在しなくなるだろう。
金髪長身のクリスはいまだに意識を回復していない。ヘルムは彼の体をコンソールミハネルから引きずりかこす。念のため体を調べることKした。ロケット後部に装備されている医療チュープヘと運ぶ。この中で自動的にクリスの休は隅々まで調べられ、適切な処置を受けることかできるはずだ。
唐突に、船内のシグナルが点滅し、コンピューターから警報がはせられた。

「コノ船ハROWニ汚染サレテイルー危険ダ・乗員ハタダチニ脱出セョ」

ヘルムは医療チューブごとタリスを引きずりだそうとした。
しかしチューブは徽動だにしない。船内に警告がくりかえされる。ブザーが鳴り始める。
  「週船セヨ、退船セヨ」
クリスをチューブから出そうとする。今度はチューブの開閉機構が作動しない。急いで船外へ説出し痙ければ々らない。
どこにROWがいるのたろうか。明滅するランプはフネの自爆時間が迫っていることを示している。
ヘルムはレイ・ガンを使い、やっとのことでタリスをチューブから引きずりたす。宇宙服を着る間ももどかしく、タリスを背負い、ハッチヘと向かった。

■ガーディアンルポ02「人間樹の星」第1回■(1985年作品)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yamada-kikaku.com/
http://ameblo.jp/yamadabook
author:山田企画事務所, category:ガーデイアンレポ, 23:32
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