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遙かなる絆-ランナー第11回
遙かなる絆-ランナー第11回
(1986年作品)地球防衛機構(EDO)シリーズ
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yamada-kikaku.com/
http://www.knowledge.ne.jp/lec1379.html

 ヘルムはしばらく考えていた。
 「サムナー、俺からの提案だ。軌道外でお前と戦おう。もし俺が敗れても、この子だけは助けてくれ」
 「その子のことは考えておこうっ。いずれにしても、俺とお前は対決する宿命にある。いいか、お前は有酸素型サイボーグ、俺は外宇宙でも動ける併用型エネルギーサイボーグだ。勝敗は明らかだ。今ここで投降するなら考えんでもないぞ」

 「サムナー、おまえにはEDOの対テロリストサイボーグとしての誇りがあるだろう。
それと同じように俺にも誇りがある。ロードランナーとしての誇りがな。
俺はムーンウェイの中をここまで走ってきた。のべ、十五万キロだぞ。
今までどんなロードランナーも走ったことのない距離だ」
 「よし、わかった。お前はここでそのロードランナーの誇りと共に死ね。
墓碑銘は俺が書いててやる。その子は、俺が持ってきた携帯用救出カプセルにいれておくんだ」

 ムーン=ウェイ軌道の脱出用ハッチから、ヘルムは外宇宙へ出た。

月と地球を結んでいるのがよく見える。
二人はムーン=ウェイ軌道「クサカベ」の外壁上に立っている。

有酸素サイボ−グであるヘルムは宇宙服を着ていた。動きが緩慢になるというハンデがある。

 「ヘルムよ。フェアプレイだ。俺の武器は全部ここにおいておく」
 サムナーは自分の休に隠されているあらゆる種類のウェポンを出し、ヘルムに対峙した。
サムナーは彼の癖で、連絡通信を受ける「受光基キャプスター」を全開にしている。

 肉弾戦であった。

 ヘルムは、体ごとサムナーにぷつかっていく。ゆうゆうとサムナーはよける。

 「どうしたロードランナー。なんだその動きは」

 サムナーはヘルムの足を狙っている。
足をねじりとってしまえば、ヘルムは動きをとれない。
サムナーはヘルムの足をとろうとするが、ヘルムの恐るべきロードランナーのキックカ
無妨備なサムナーのわき腹を直撃していた。

 サムナーはふきとび、ムーン=ウェイ外から飛ばされそうになる。
ムーン=ウェイ軌道外壁突起物の端につかまる。
ヘルムの宇宙服を着た足が再び襲ってきた。
その足をサムナーはつかまえる。
キックされる。ムーン=ウェイ軌道外壁の上に蹴り上げられた。

そのままサムナーは空間に浮かんでいて、背中のブースターを使い、ヘルムの背後へ回る。
指のー突きて、ヘルムの宇宙服とヘルメットの間を破る。
サムナーの指が首の近くにあるエネルギーチューブをつかもうと、人工外皮をめくりあげようとした。

その瞬間だった。太陽が異常なフローラ光線を放った。
サムナーの頭部と背部のキャプスターは、もろにその影響を受ける。
恐るべき超電荷が、「受光基キャプスター」、サムナーの体のエネルギー源に流れる。

(続く)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yamada-kikaku.com/
http://www.knowledge.ne.jp/lec1379.html




author:山田企画事務所, category:SF「ランナー」, 16:42
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